経営リスクが減る

ここでは有限責任と無限責任の違いについて説明。万が一の際の会社経営のリスクヘッジについて解説しています。

有限責任と無限責任

一般的に個人事業主と会社(法人)では、会社の方が経営リスクは少ないと言われます。
その理由の一つとして個人事業主は無限責任で会社は有限責任だからというのがあります。

無限責任とは、万が一事業が破綻してしまった時には債務者に対して自腹を切ってでも全額を支払う責任を負うことです。廃業したとしても債務は残りますので最悪自己破産ということも考えられます。

これに対し、有限責任は債権者に対して責任は出資額の範囲内で済みます。法人と個人は別の人格と見なされるため、会社が倒産して多額の負債を抱えたとしても個人に返済義務は生じないのです。

例として、事業に失敗して3,000万円の負債を抱えて倒産したとします。無限責任の個人事業主の場合は自宅を売却してでも全額を返済しなければなりません。

これが友人と500万円ずつ出資して設立した資本金1,000万円の株式会社の場合は、有限責任なので自分も友人も責任の範囲は原則的には出資分の500万円のみです。

会社を設立して事業を行う場合は、個人事業主に比べると再起不能になるリスクを回避できる可能性が高くなるということができます。

会社にもある無限責任のケース

有限責任と無限責任の違いをわかりやすくするために、個人事業主と会社という分け方をしましたが、厳密に言うと会社でも無限責任のケースはあります。

会社には株式会社合同会社合名会社合資会社の4種類があります。

このうち100%有限責任なのは株式会社と合名会社だけです。この他に有限会社というのがありますが2006年の法改正により新規設立はできなくなりました。

合名会社は無限責任社員だけで構成される会社形態で、合資会社は無限責任社員と直接有限責任社員とで構成される会社形態です。
直接有限責任社員は会社債権に対しては直接責任を負うことになっています。

つまり合名会社や合資会社の場合は、無限責任を問われるということになるため経営リスクについては個人事業主とさほど変わりはありません。
そのため合同会社の形態ができてからはこの2つは設立されることが少なくなりました。

また株式会社であっても、借入れをする場合は代表者は連帯保証人になることがほとんどですので、この場合は個人としての返済義務が生じることになります。

※このサイトは、個人が調べてまとめたサイトです。
最新の情報などは、各社の公式ホームページをご確認ください。

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